トイプードルは一般的に垂れ耳の犬種ですが、中には耳が立っている子もいるようです。
「なぜ 耳が立っているのか?」と気になる飼い主の方もいるかもしれません。
成長の過程で一時的に耳が立つこともあれば、そのまま成犬になっても立ち耳のままというケースもあるようです。また、片耳だけ立つことに戸惑うこともあるかもしれません。
本記事では、耳が立つ理由や立ち耳を目立たなくするカット方法について詳しくご紹介します。
トイプードルの立ち耳・なぜ耳が立ってるの?

トイプードルは一般的に垂れ耳の犬種ですが、まれに耳が立つ子もいます。成長過程で一時的に耳が立つこともあれば、遺伝や環境要因でそのまま立ち耳になることもあります。
ここからは、トイプードルの耳の仕組みや立ち耳の原因、成長とともに変化する可能性について詳しく解説します。愛犬の耳の形が気になる方は、ぜひ参考にしてください。
トイプードルの耳の基本|本来は垂れ耳

トイプードルは一般的に垂れ耳の犬種として知られています。生まれたときから耳が下向きに垂れており、成長してもその形が維持されるのが特徴です。
垂れ耳の理由とは?
トイプードルの耳が垂れているのは、遺伝的な特徴によるものです。
もともとプードルは水中で狩りをする犬種として改良されました。そのため、水が耳の中に入るのを防ぐために垂れ耳の形になったと考えられています。
また、犬の耳の形は軟骨の発達によって決まります。トイプードルは耳の軟骨が比較的柔らかく、筋肉もリラックスしやすいため、自然と耳が下がるのです。
垂れ耳のメリットとデメリット
垂れ耳にはいくつかのメリットとデメリットがあります。
メリット
- 見た目がかわいらしく、愛らしい印象を与える
- 耳の中に異物が入りにくい
デメリット
- 通気性が悪く、耳の中が蒸れやすい
- 外耳炎などの耳の病気になりやすい
- 耳掃除を定期的に行う必要があるが、やりすぎも耳の健康に悪影響を及ぼす
このように、トイプードルの耳の形には特徴があり、適切なケアをすることが大切です。
立ち耳のトイプードルは珍しい?
トイプードルは基本的に垂れ耳の犬種ですが、まれに耳が立っている子も存在します。一般的には珍しいとされていますが、決して異常ではありません。
立ち耳のトイプードルが生まれる理由
トイプードルの耳が立つ原因にはいくつかの要因があります。
1. 遺伝の影響
親犬や祖先に立ち耳の犬がいた場合、その特徴が受け継がれることがあります。特に、プードルは長い歴史の中でさまざまな犬種と交配されてきたため、立ち耳の遺伝子が残っている可能性も考えられます。
2. 耳の軟骨の成長具合
耳の形は軟骨の発達によって決まるため、成長の過程で耳の筋肉が発達し、耳が立つことがあります。特に、子犬のうちは耳が立っていても、成長とともに自然に垂れることもあります。また、成長ホルモンや栄養状態によっても影響を受けることが知られています。
3. 耳の毛量やカットの影響
耳の毛が軽いと、重みが足りずに立ちやすくなることがあります。また、トリミングの際に耳の毛を短くしすぎると、耳が軽くなり、立ってしまうケースもあります。ただし、これが直接的な原因であるという明確な科学的データは少ないです。
立ち耳のトイプードルは問題がある?
基本的に健康上の問題はありません。立ち耳の犬は耳の中が通気しやすいため、外耳炎などの病気にはなりにくいというメリットがあります。
しかし、耳の中が乾燥しやすいため、逆に敏感になることもあります。
また、立ち耳のトイプードルは見た目がスタンダードなプードルと異なるため、「ミックス犬では?」と誤解されることがある点には注意が必要です。血統書がある場合でも、珍しい特徴のため疑問を持たれることがあるかもしれません。
いずれにしても、立ち耳のトイプードルも個性の一つです。特別なケアが必要になるわけではないため、見た目の違いを気にせず、愛犬の魅力として楽しむのがよいでしょう。
耳が立つ理由は何ですか?

トイプードルの耳が立つ理由には、主に遺伝、成長過程、軟骨の発達が関係しています。
遺伝の影響
親犬や祖先に立ち耳の犬がいると、その特徴を受け継ぐ可能性があります。特に、小型化が進んだプードルでは、耳の付け根が高い個体が生まれることもあります。
成長過程での変化
子犬のうちは耳の軟骨が柔らかく、成長するにつれてしっかりとした形に変わります。その過程で耳が立つことがあります。
軟骨の発達
耳の形は主に軟骨の硬さや重さによって決まります。耳の筋肉は耳の動きに影響を与えますが、耳が立つか垂れるかは軟骨の発達が大きく関係しています。
成長すると耳は垂れる?
トイプードルの耳が子犬の時に立っていても、成長とともに垂れることは珍しくありません。
子犬の耳が立つ理由
生後数か月の間は、耳の筋肉や軟骨が発達段階にあります。耳が一時的に立つこともありますが、多くの場合、成長とともに耳が重くなり、自然と垂れることが一般的です。
耳が垂れる要因
- 成長による耳の重みの増加:耳の毛が増えたり、軟骨が柔らかくなったりすることで垂れることがあります。
- 遺伝の影響:親犬が垂れ耳であれば、成長とともに耳が垂れる可能性が高くなります。
- 栄養状態や健康状態:適切な栄養を摂ることで、耳の軟骨の成長に影響が出ることがあります。
成犬になっても耳が立ったままの個体もいますが、それもまたトイプードルの個性のひとつです。
片耳だけ立つのは問題?

トイプードルの耳が片方だけ立っていると、「何か問題があるのでは?」と心配になる飼い主もいるでしょう。しかし、成長の過程で自然に起こることが多く、必ずしも問題ではありません。
ただし、突然片耳だけが立つようになった場合や、痛みやかゆみを伴う場合は、病気や外傷の可能性があるため注意が必要です。
片耳だけ立つ原因
1. 成長による一時的な変化
子犬のうちは耳の軟骨がまだしっかりしていないため、成長とともに形が変わることがあります。
- 生後数か月の間は左右の耳の発達に差が出やすい。
- 一時的に片耳だけ立ち、後で両耳が垂れることもある。
- 成長過程で筋肉や軟骨が強くなり、両耳とも立つ場合もある。
このように、成長途中の一時的な現象であれば、特に気にする必要はありません。
2. 遺伝の影響
犬の耳の形は遺伝による影響が大きいです。
- 親犬のどちらかが立ち耳であれば、その特徴が出る可能性がある。
- 耳の付け根が高い個体は、成長に伴い耳が立ちやすい傾向がある。
- 兄弟犬でも耳の形が異なる場合があり、これは個体差によるもの。
ただし、遺伝だけでなく、成長や環境による変化も影響するため、確実に予測することは難しいです。
3. 外傷や病気の可能性
突然片耳だけが立った場合、何らかの異常がある可能性があります。
以下のような症状があれば、すぐに獣医師に相談しましょう。
- 耳を頻繁にかく、頭を振る(かゆみや痛みがある可能性)
- 耳の中が赤くなっている、腫れている(炎症や感染の可能性)
- 耳から異臭がする(細菌やカビの感染の可能性)
- 耳の内側に傷がある、腫れが見られる(外傷や腫瘍の可能性)
特に、外耳炎や耳ダニなどの感染症は、放置すると悪化することがあるため、異変に気づいたら早めに診察を受けることが重要です。
4. 耳の毛量やカットの影響
耳の毛が長く重いと、耳が垂れやすくなることがあります。
逆に、毛を短くカットすると耳が軽くなり、片耳だけが立つこともあります。
ただし、耳の形を決める主な要因は軟骨の発達なので、毛の影響は限定的です。
立ち耳と遺伝の関係
トイプードルの耳の形は、主に遺伝によって決まります。一般的には垂れ耳ですが、立ち耳になる子もいます。
立ち耳の遺伝の仕組み
犬の耳の形は「優性遺伝」と「劣性遺伝」の影響を受けます。
- 立ち耳の遺伝子を持つ親犬がいる場合、その特徴を受け継ぐ可能性がある。
- 隔世遺伝(祖先の特徴が現れること)として立ち耳が生まれることもある。
- ただし、耳の形は単純な遺伝ではなく、環境や成長過程によって変化することもある。
耳の軟骨の発達と立ち耳の関係
耳の軟骨の強さや形も、遺伝の影響を受けます。
- 軟骨がしっかり発達すると、耳が立ちやすくなる。
- 耳の付け根が高い位置にある犬は、立ち耳になる可能性が高い。
- 小型のプードルは耳が小さいため、垂れにくい傾向がある。
遺伝と環境の影響
遺伝が耳の形を決める大きな要因ですが、環境も影響を与えます。
- 成長過程での栄養バランスが、耳の発達に影響を与える。
- 活発な子犬は耳の筋肉をよく使い、それが耳の形に影響することもある。
- 耳の毛を短くすると軽くなり、耳が立ちやすくなるが、成長に伴い変化する可能性がある。
このように、遺伝だけでなく成長や環境要因も関係しているため、「親が垂れ耳だから絶対に垂れる」「片耳だけ立つのは異常」とは限りません。
トイプードルの立ち耳・なぜ耳が立ってる?矯正できる?

トイプードルの耳の形は、遺伝や軟骨の発達によって決まりますが、カットの仕方や毛の長さによって見た目を調整することは可能です。
ここからは、立ち耳を目立たなくするカット方法や、耳の毛を伸ばすことで形に影響が出るかどうかについて詳しく解説します。
また、子犬のうちに矯正できる可能性や、立ち耳が健康に与える影響についても触れ、適切なケア方法をご紹介します。
立ち耳はカットで調整できる?

トイプードルの耳の形は基本的に遺伝や軟骨の発達によって決まりますが、カットの仕方によって見た目を調整することは可能です。ただし、耳の形そのものを変えることはできません。
1. 耳の毛の長さが見た目に与える影響
耳の毛を長く伸ばすと、その重みで耳がやや下がることがあります。逆に、短くカットすると軽くなり、立ち耳がより目立つことがあります。
- 耳の毛を伸ばすと → 重みで耳がやや垂れやすくなる個体もいる
- 耳の毛を短くすると → 軽くなり、耳が立ちやすくなる
ただし、耳の軟骨がしっかりしている場合、毛の重みだけでは耳の形が変わることはありません。
2. カットの工夫で耳の位置を調整
トイプードルのトリミングでは、耳の毛の長さやボリュームを工夫することで、耳付きの位置を低く見せたり、高く見せたりできます。
- 耳を垂れ耳っぽく見せたい場合
- 耳の毛を長めに残す
- 毛量を増やして重みを出す
- 立ち耳を強調したくない場合
- 耳の付け根を隠すようにカットする
- 頭の毛をふんわりさせて耳の位置を目立たなくする
ただし、カットだけで完全に立ち耳を垂れ耳にすることはできません。あくまで見た目の印象を調整する程度と考えておきましょう。
耳の毛を伸ばすと垂れるのか?
耳の毛を伸ばすことで、重みがかかり耳がやや垂れやすくなる個体もいます。ただし、耳の形を決定する主な要因は軟骨の発達であり、毛の長さだけで耳が完全に垂れるわけではありません。
1. 耳の毛が与える影響
耳の毛を伸ばすことで、次のような変化が見られることがあります。
- 耳の毛が増えると重みが加わる → 垂れ耳っぽく見えることがある
- 毛が長くなると風になびきにくくなる → 立ち耳が目立ちにくくなる
- 毛を短くすると軽くなる → 立ち耳が強調される
ただし、耳の毛がどれだけ長くなっても、軟骨がしっかりしている場合は完全には垂れません。
2. 軟骨の発達が耳の形を決める
耳の形は、基本的に軟骨の発達によって決まります。耳の毛がどれだけ長くなっても、軟骨がしっかりしていれば耳は立ったままです。
- 耳の軟骨がしっかりしている場合 → 毛を伸ばしても耳は立ったまま
- 耳の軟骨が柔らかい場合 → 毛の重みで垂れる可能性がある
成犬になって軟骨がしっかり発達している場合は、耳の毛の長さによる影響はほとんどありません。
3. 耳の毛を伸ばす際の注意点
耳の毛を長くすると見た目が変わるだけでなく、手入れの面でも注意が必要です。
- 毛玉ができやすくなる → 定期的なブラッシングが必要
- 耳の中が蒸れやすくなる → 外耳炎のリスクが高まる
- 毛が汚れやすくなる → 食事や散歩の際に汚れがつきやすい
特に湿度の高い環境では、耳の中が蒸れやすくなり、外耳炎などのトラブルを引き起こす可能性があります。定期的に耳のチェックを行い、清潔を保つことが大切です。
子犬のうちなら矯正可能?

トイプードルの耳の形は、主に遺伝と軟骨の発達によって決まります。成犬になると耳の形が固定されますが、子犬のうちは軟骨がまだ柔らかいため、ある程度矯正できる可能性があります。
ただし、すべての犬に効果があるわけではなく、自然に戻ってしまうケースもあるため、慎重に検討することが大切です。
1. 矯正できる時期はいつ?
耳の矯正を試みるなら、生後3~6か月頃が適しています。
- 生後3~6か月:軟骨が柔らかく、矯正の効果が出やすい時期。
- 生後6か月~1歳:個体差があるが、軟骨が成長しているため矯正の難易度が上がる。
- 1歳以降:耳の形がほぼ固定されるため、矯正はほぼ不可能。
2. 子犬の耳の矯正方法
耳の形を調整するためには、以下の方法が試されることがあります。
- テーピング(耳セット)
- 耳を優しく折りたたみ、医療用テープで固定する方法。
- 数週間続ける必要があるが、無理に引っ張ると耳に負担がかかるため注意。
- 皮膚がかぶれる可能性があるため、定期的にチェックする。
- 耳の毛を伸ばす
- 耳の毛の重みで、耳が垂れやすくなることがある。
- ただし、軟骨の強さによっては効果がないこともある。
- マッサージをする
- 耳の付け根を優しくマッサージし、筋肉をリラックスさせる。
- 血流が良くなることで耳が自然に垂れることもある。
3. 矯正する際の注意点
- 犬が嫌がる場合は無理に続けない
- テーピングは適度に外し、皮膚の状態をチェックする
- 耳の毛を伸ばす場合は、絡まないようにこまめにブラッシングをする
耳の矯正は、必ずしも成功するわけではありません。無理に矯正するよりも、愛犬の個性として受け入れることも大切です。
立ち耳が健康に影響することは?
トイプードルの耳が立っていること自体が、直接的に健康に悪影響を与えるわけではありません。しかし、耳の形によってケアの仕方が変わり、健康リスクも異なる可能性があります。
1. 立ち耳のメリット
- 通気性が良い → 耳の中が蒸れにくく、外耳炎になりにくい。
- 耳の中が清潔に保ちやすい → 耳垢がたまりにくい。
- 耳のかゆみや炎症が起こりにくい → 耳を頻繁にかくことで傷つけるリスクが低い。
2. 立ち耳のデメリット
- 乾燥しやすい → 皮膚が荒れることがある。
- 異物が入りやすい → ホコリや草の種が耳の中に入ることがある。
- 寒さの影響を受けやすい → 耳が冷えやすくなる。
3. 立ち耳のトイプードルに必要なケア
立ち耳のトイプードルには、以下のケアが必要です。
- 耳の乾燥を防ぐ → 乾燥しすぎる場合は、獣医師と相談しながら適切な保湿ケアを行う。
- 異物のチェックをする → 散歩後にゴミや草の種が入っていないか確認する。
- 定期的に耳を拭く → 2週間に1回程度、汚れを拭き取る。
- 冬は防寒対策をする → 帽子やフードで耳を冷やさないようにする。
4. 立ち耳が原因で病気になることはある?
立ち耳だからといって特定の病気になりやすいわけではありません。ただし、以下のような症状がある場合は注意が必要です。
- 耳の中が赤い → 乾燥や炎症の可能性。
- 耳を頻繁にかく、頭を振る → かゆみや感染症の可能性。
- 異臭がする → 細菌感染や外耳炎の可能性。
異変を感じたら、早めに獣医師に相談しましょう。
トイプードル立ち耳はなぜ?耳が立つ原因と特徴のまとめ

トイプードルの立ち耳は、遺伝や成長過程、軟骨の発達によって決まります。
子犬のうちは耳が立っていても、成長とともに垂れることもあれば、そのまま立ち耳になる場合もあります。
カットや毛の長さで見た目を調整することは可能ですが、根本的に形を変えることはできません。
立ち耳は健康上の問題にはならず、むしろ通気性が良いというメリットもあります。愛犬の個性を理解し、適切なケアを行いながら、その魅力を楽しんでいきましょう。
- トイプードルは本来、垂れ耳の犬種
- 立ち耳の原因は遺伝、軟骨の発達、成長過程の影響
- 子犬のうちは一時的に耳が立つことがある
- 成長とともに耳が垂れる個体もいれば、立ち耳のままの個体もいる
- 親犬が立ち耳の場合、その特徴を受け継ぐ可能性がある
- 耳の軟骨がしっかり発達すると、耳が立ちやすくなる
- 耳の毛を長くすると重みで耳がやや垂れることがある
- カットの工夫で耳の見た目を調整できるが、形そのものは変えられない
- 片耳だけ立つこともあり、成長とともに変化することが多い
- 立ち耳は通気性が良く、外耳炎になりにくい
- 乾燥しやすいため、保湿や異物のチェックが必要
- 矯正は子犬のうちなら可能性があるが、必ず成功するわけではない
- 立ち耳が健康に悪影響を及ぼすことは基本的にない
- 見た目の違いがあっても、トイプードルの個性の一つ
- 立ち耳であっても適切なケアを行えば問題なく過ごせる